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2022.08.31

ドケルバン病

ドケルバン病について

SYMPTOMS

ドケルバン病とは

手関節の親指側の痛みで、親指を伸ばし広げる腱と腱鞘(けんしょう)の間に炎症が起こった状態(腱鞘炎)のことをいいます。
妊娠や出産期の女性と更年期の女性に多く、手をよく使う職業の方にも見られます。
最近ではスマートフォンの操作を片手で行なっている人にもでてくるようになってきました。

症状

親指を動かしたり、力を入れると親指側の手首が痛くなる
親指側の手首あたりが腫れる

治療方法について

一番大切な事は安静にしていただき、親指や手首を動かさない事が大切です。
湿布や消炎鎮痛剤の内服を行いますが、痛みや腫れが強く仕事や日常に支障を来す場合は麻酔の入れたステロイド注射を行います。

2022.08.31

TFCC損傷

TFCC損傷について

SYMPTOMS

TFCC損傷とは

TFCC(三角繊維軟骨複合体)とは手首の小指側の位置にあり、靱帯と軟骨の複合組織です。
手をついたり、小指側へ傾けたりした際の衝撃を受け止める機能であったり、手のひらを上や下に向ける運動をする際に橈骨と尺骨を安定化させる靱帯としての機能があります。
TFCCが外傷や加齢、繰り返しの負担などでダメージを受け痛みがでる病気です。
TFCC損傷のリスク因子として、加齢・関節リウマチや痛風持ち・野球、テニス、ゴルフなどのスポーツ活動があります。

症状

手首の小指側の痛み。
特にタオルを絞ったり、ドアノブを回したりする動作や、手首を小指側に倒したり、捻る際に痛みが生じます。
安静にしていても痛みを覚えることがあり、手首の腫れや可動域の制限がでることもあります。

治療方法について

徒手検査、レントゲン検査、MRI検査を行います。
早期のうちに治療を開始できれば、ほとんどの場合は固定装具やサポーターで緩和します。痛みが強い場合は、ステロイド注射や消炎鎮痛薬剤を注射します。
保存療法で症状が改善されない場合は手術を勧めることもあります。

2022.08.31

ヘバーデン結節

ヘバーデン結節について

SYMPTOMS

ヘバーデン結節とは

手の第1関節が変形して曲がってしまう原因不明の病気です。第1関節の背部に2つのコブができるのが特徴です。ヘバーデンとは報告者の名前で、名前にちなんでヘバーデン結節となりました。
原因は不明ですが、40代以降の女性に多く発生します。
手をよく使う人になりやすい傾向があります。

症状

レントゲン画像で確認します。
第1関節が赤く腫れたり、曲がったりします。
痛みを伴うこともあります。
第1関節の動きも悪くなり、痛みの為に強く握ることが困難になります。
第1関節の近くに水ぶくれのようなコブができることがあります。

治療方法について

保存療法としては、安静にしていただき消炎鎮痛薬の内服や、急性期では少量のステロイド注射を行います
エクオール(女性ホルモンに似た成分で女性のパワーの源)の効果が期待できますので当院で処方を行っています。
一般的な治療で効果のでない方には手術以外の選択として当院ではPRP療法を行なっています。
PRP療法の詳細は当院ホームページの膝関節再生医療コーナーにある「PFC-FD™️療法」をご覧ください。

2022.08.31

ばね指

ばね指について

SYMPTOMS

ばね指とは

指の付け根の関節近くで、指を曲げるための腱がこぶ状に大きくふくれ、腱鞘(腱がとおるトンネル)にひっかかり、指をスムーズに進展できなくなる現象です。
妊娠中や出産直後の女性や、中高年の女性にみられる「ばね指」は何度も繰り返される為に腱鞘炎がおこり、原因になっていることもあります。
加齢や糖尿病が原因となり、よく手を使う人にも起こりやすい病気です。

症状

腱鞘炎になり腱鞘(腱が通るトンネル)部分で腱が引っ掛かりを起こすと、指にひっかかりが起きるのと、痛み、腫れ、熱感が生じます。

治療方法について

安静にして、痛み止めの内服、指の腱鞘内にステロイド注射を行います。
ステロイド注射が効果のない場合や症状が再発する場合は、腱鞘を切開し、指のひっかかりをなくします。

2022.08.31

CM関節症

CM関節症について

SYMPTOMS

CM関節症とは

CM関節とは親指の付け根の関節で、このCM関節の軟骨のすり減りによって生じる疾患です
主な原因は加齢やホルモンバランスの変化、関節の変形変化とされています。

症状

押すと痛みが生じるのですが、押す以外にも物をつまむ時や瓶のふたを開ける時など親指に力が入ると痛みが生じます。
進行すると親指の付け根が膨らんできて親指が開きにくくなります。
関節の軟骨がすり減ると、関節を包む袋(関節包)の内側にある滑膜(滑膜)に軟骨のかけらが散り、髄膜の炎症や腫れを起こし痛みの原因となります。
女性ホルモンのエストロゲンは滑膜の炎症や腫れを抑える効果がありますが、加齢に伴いエストロゲンが減っていくと手指のさまざまな痛みを発症すると言われています。

治療方法について

まず安静にしていただく事が最優先になります。
湿布や消炎鎮痛剤の内服を行います。
症状によってCM関節にステロイドの局所注射を行う場合もあります。
それでも痛みの取れない方は手術も選択にもなるですが、当院ではPRP療法(自己多血小板血漿注入療法)も行なっています。
痛みが続くのは嫌だけど手術をするのはもっと嫌だという方におすすめです。
PRP療法の詳細は当院ホームページの膝関節再生医療コーナーにある「PFC-FD™️療法」をご覧ください。

2022.08.31

変形性股関節症

変形性股関節症について

SYMPTOMS

変形性股関節症とは

股関節は骨盤と太ももの大腿骨との関節(足の付け根の関節)でボールのような丸い関節をしています。この股関節の隙間が狭くなると形成している軟骨や骨がすり減ることで、股関節に機能障害を引き起こす病態です。
発症年齢は40才から50才の女性が多く、80%の方は臼蓋形成不全(大腿骨頭の受け皿になる屋根となる部分が浅い)が原因と言われています。
他にも重い物を持つ仕事をされている方や、近年の高齢化が進み、年齢とともに股関節のクッションの役目の軟骨が痛み発症する方も増えてきました。

症状

長い時間立ったり、歩いたりするのが難しくなり、関節症が進行すると運動をしない場合でも常に痛むようになります。夜間の痛みも生じます。
階段の上り下りや、正座、爪切り、立ち上がりが困難になっていきます。

治療方法について

保存療法で、重い荷物を持たない、体重の指導など股関節に負担のかかる事を控えていただきます。
消炎鎮痛剤の内服や股関節のリハビリを行います。
保存療法で症状がとれない場合は手術も考慮します。
手術は人工股関節の手術になります。
私(不動医師)は股関節、膝関節の関節を専門としておりますので、手術が必要かどうか、手術後の日常生活のアドバイスをさせていただきます。
手術は私の信頼できる医師に紹介させていただきます。術後のリハビリも当院で行えますので安心して受診ください。

2022.08.31

単純性股関節炎

単純性股関節炎について

SYMPTOMS

単純性股関節炎とは

10才以下で5才~6才くらいに多く症状がでます。
外傷もなく発熱もなく股関節を痛がる場合は単純性股関節炎を疑います。
股関節に痛みがでる少し前に風邪などをひいていると、ウィルス感染がきっかけになっている場合もありますが、詳しい原因は分かっていません。

症状

股関節に水が溜まります。股関節を曲げたり伸ばしたり、開いたり閉じたりする動きに制限がかかります。
動かすと痛みがでたり、引きずって歩いているのも一つのサインです。
急性な痛みが特徴です。
発熱もなく血液検査の異常も見られません。

治療方法について

レントゲン撮影を行い、腫瘍性病変など異常が無いかをチェックし、異常がなければ単純性股関節炎と判断します。
ほとんどの場合は1~2種間程度の安静で自然治癒します。
自然治癒するまで運動も控えていただきます。
痛みが酷く、お子様なので安静が保てない場合は入院を勧める場合もありますが、お子様とご両親様の意見と相談になります。

2022.08.31

臼蓋形成不全

臼蓋形成不全(きゅうがいけいせいふぜん)について

SYMPTOMS

臼蓋形成不全とは

股関節は骨盤と太ももの大腿骨との関節(足の付け根の関節)でボールのような丸い関節をしています。
骨盤の大腿骨の先端のボール状の骨を覆うように屋根の役割をしている部分を臼蓋というのですが、この屋根の部分が発育不全で大腿骨を完全に覆えていない状態を臼蓋形成不全といいます。
大腿骨を全部覆えていない事で股関節に力が局所的に加わる事で軟骨がすり減り、変形性股関節症へ進行していきます。
臼蓋形成不全は日本人に多く男性は0~2%、女性は2~7%と言われています。
臼蓋形成に気づかず成長し、女性でハイヒールを履く20~30代から痛みが出てくる女性も多くおられます。

症状

初期は股関節の違和感や捻るような姿勢をした時に痛みを生じるだけで、なかなか痛みを感じません。軟骨がすり減ると著明な痛みがでてきます。

治療方法について

股関節に負担をかけない事が重要で、重い荷物を持たない、体重制限、ハイヒールを履かない、股関節周りに筋肉をつけていただく運動量法になります。当院では股関節専門の理学療法士が在籍しています。
臼蓋形成不全が重度の場合や変形性股関節症に移行し症状が治らない場合は手術になります。
臼蓋形成不全は早期発見早期治療が有効です。
少しでも違和感を感じられる方は受診することをお勧めします。

2022.08.31

石灰化沈着性腱板炎

石灰化沈着性腱板炎について

SYMPTOMS

石灰化沈着性腱板炎とは

腱板とは肩にある4つの腱(肩甲下筋腱・棘上筋腱・棘下筋腱・小円筋腱)の総称で、肩関節を安定させ、動かすための重要な役割を担っています。
この腱板の中にカルシウム(石灰)が沈着して起こる炎症のことをいいます。

症状

夜間に急激な痛みに襲われることが多く、眠れないほどの痛みを伴う方もいれば、じわじわ痛みがでてくる方もいらっしゃいます。慢性化すると筋肉の萎縮も始まります。
レントゲン撮影で石灰化の有無を確認します。

治療方法について

まず手術ではなく保存的療法を選択します。
保存療法では鎮痛剤や抗炎症剤の内服や石灰化部への注射を行います。
痛みを抑えるために安静にしてもらうのですが、安静にしすぎると肩が動きにくくなってしまいますので、早く痛みを和らげて肩の動かすリハビリも行っていきます。
強い痛みが半年以上続く場合は手術を勧めることもあります。
当院は肩関節専門の医師も在職していますので、予約し診察を受けていただく事も可能です。

2022.08.31

肩関節腱板損傷(腱板断裂)

肩関節腱板損傷(腱板断裂)について

SYMPTOMS

肩関節腱板損傷(腱板断裂)とは

腱板とは肩にある4つの腱(肩甲下筋腱・棘上筋腱・棘下筋腱・小円筋腱)の総称で、肩関節を安定させ、動かすための重要な役割を担っています。
この腱板が切れてしまった状態を肩関節腱板損傷(腱板断裂)といいます。
腱板が切れる原因は、転倒や打撲、肩に急激に強い力が加わった際に切れる外傷性のものと、加齢と共に徐々に腱板がすり減っていたものが何かの拍子に切れて起こる場合があります。
40歳以上の男性に多く(男62%、女38%)発症年齢のピークは60代です。

症状

肩を挙げた時の痛みや、夜間疼くような痛み。

痛みで肩を挙げられない肩や、夜間痛みで寝ることができず受診される肩もおられます。

肩関節周囲炎(五十肩)と診断されて実は肩関節腱板損傷だった場合もありますので、肩関節腱板損傷を疑う場合はレントゲン撮影とMRI検査を受けていただきます。

治療方法について

発症直後は痛みと止めの内服薬と関節内ステロイド、局所麻酔注射を行い安静にしていただきます。
痛みが少し落ち着いてくればヒアルロン酸の注射も行います。
腱版全てが断裂することは少ないので、残っている腱板の機能を活性化するリハビリも行っていきます。
断裂してしまった腱板は手術を行わないと治癒することはありません。
当院は肩関節専門の医師も在職していますので、お声かけくだされば予約し診察を受けていただく事も可能です。

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