骨粗鬆症Osteoporosis

骨粗鬆症について

SYMPTOMS

骨粗鬆症(骨粗しょう症)とは

骨の量(骨量)が減り、骨が弱くなる病気です。
骨粗鬆症は、高血圧や糖尿病、高コレステロール血症と似ており症状を自覚する事ができません。
そのため骨粗鬆症が進行すると些細な事で背骨を骨折したり、転んだ拍子に手首や大腿骨を骨折しやすくなってしまいます。
骨粗鬆症は予防が大切な病気です。

検査方法

骨密度を計測する方法は幾つかあるのですが、当院は「日本骨粗鬆症学会ガイドライン」で推奨されている「DEXA(デキサ)法」で検査を行います。DEXA法は微量なX線をあてて正確に計測するのですが、レントゲンで使用するエックス線よりも格段に少ない量になりますので安心ください。検査時間は約15分です。

骨粗鬆症の診断基準

骨密度測定により若い人と比べた数値(YAM値)を参考にします。
・80%以上なら正常
・70%未満なら骨粗鬆症
・65%未満なら重症骨粗鬆症
・60%未満なら骨折リスクの高い重症骨粗鬆症
と診断します。

治療方法について

骨は古い骨を壊しては新しい骨をつくるというサイクルで骨を形成しています。
この「壊す」と「つくる」のバランスが崩れる事で骨は弱くなっていきます。
当院では骨粗鬆症の検査結果により、患者様にあった治療を提供しています。
骨を作る力を促進したい患者様には、骨形成促進薬のイベニティ、フォルテオ、テリパラチドBS、テリボンを使用します。
逆に骨を壊す力を抑制したい患者様には、骨吸収抑制薬のプラリア、ボンビバ、リクラスト、などの点滴や皮下注射治療を使用します。
各種内服薬(ビタミンD、SERM製剤、BP製剤)による治療も行なっています。

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