SYMPTOMS
滑膜ヒダ(たな)は膝蓋骨(お皿)の内側にあり日本人の50%の確率で存在します。棚のような仕切り模様の軟部組織なので「たな」と呼ばれています。
滑膜ヒダは人間の進化の過程で発生期の遺残と言われています。
滑膜ヒダが体質的に大きかったり、太い場合運動事に膝の間に挟まったり、突っ張る事により炎症や痛みが起こります。
歩行時やランニングなど運動時に膝のやや内側に痛みがあり、何かがひっかかる感じがします。
膝を押すと痛みがでます。曲げ伸ばしにも制限が出たり腫れたりする事もあります。
保存療法として、安静にしていただきます。痛み止めの薬や湿布で痛みを緩和し、膝の柔軟性を高めるためのリハビリも行います。
関節内にステロイドと局所麻酔の関節内注射を行います。
保存療法で強い痛みが治らない場合は関節鏡使った手術で滑膜ヒダの切除を行います。