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野球肘Baseball elbow

野球肘について

SYMPTOMS

野球肘とは

成長期に投球動作によって起こる肘の障害を総称して「野球肘」と呼びます。
野球肘には筋や腱付着部の損傷が主要な「内側型」と、軟骨損傷が主要な「外側型」に分けられます。
内側型は靱帯が引き伸ばされることで損傷が起きています。
外側型は「離断性軟骨炎」と呼び、繰り返す微小な損傷によって、上腕骨小頭(肘関節を構成している上腕骨の外側)の軟骨損傷が起きています。
軟骨損傷が進行した場合は変形性肘関節症となり、動きが悪く、痛みが出やすい肘になってしまうことがあります。

症状

内側型では明らかな肘内側の圧痛、投球時の痛み、可動域が制限され小指の痺れがでる場合もあります。
外側型では肘外側の痛みやロッキング症状がでる場合もあります。
ロッキング症状とは、急に屈伸ともにある角度で肘が動かず固まった状態になる事をいいます。
レントゲン検査で確認します。

治療方法について

痛み止めの内服薬
安静によって肘関節の負担を軽くします。
投球動作も禁止。症状にもよりますが、1~2ヶ月程度の運動制限が必要です。
初期に対して保存治療を行なった結果、安静を守れれば85.7%程度で治癒がみられるというデータがありますが、逆に守れなければ22.7%と治癒率が下がってしまいます。
当院では元日本ハムファイターズの斉藤佑樹さんやプロの野球選手が多く取り入れられているPRP療法(自己多血小板血漿注入療法)も行なっています。
PRP療法の詳細は当院ホームページの膝関節再生医療コーナーにある「PFC-FD™️療法」をご覧ください。

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