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【院長不動先生のインタビュー記事】

2019.12.10

全身を外科と内科の両面から診療する

開院されるまでのご経歴についてお聞かせください。

はい。三重大学を卒業後、大阪大学の医局に入り、市立豊中病院で研修をしているときに、関節を専門にしようと考え始めました。再び大阪大学に戻り、麻酔科とICUで救急の対応と全身管理を学びました。その後は市立芦屋病院、関西ろうさい病院、市立伊丹病院などに勤務し、人工関節の研鑽を積んできました。2年間ほどフリーランスだった時期があるのですが、そのときに外科はもちろん医師としてできる領域すべてを経験させてもらったことはとても大きな財産です。全身を外科と内科の両面から診療できるのは、当クリニックの個性です。そのタイミングで地域医療にシフトでき、地域の方が心から安心できるような、かかりつけ医をめざして開院に至りました。

開業医をめざされたきっかけは何ですか?

ターニングポイントは何回かありました。もともと医局で勤務しているときから、外来にいらっしゃる患者さんとお話しするのが好きでした。このまま人工関節のエキスパートとしてやっていくのだろうと思っていたのですが、ふと「自分はこの道でトップになるのが幸せなのだろうか」と考えたことがあります。「やはり自分でやりたい」という思いが出てきたんですね。父が歯科医師だったのですが、阪神淡路大震災で診療所が燃えてしまったのです。そのときに父に「医師になれ」と言われて、歯科医師ではなく医師をめざしました。開業するまでには紆余曲折もありましたが、それらはすべて当クリニックの強みになっています。

診察で心がけていることを教えてください。

何よりも、「結果を出してあげる」ということです。医療は人と人との関係ですから、患者さんとのコミュニケーションを大切にし、良好な治療関係をつくりながらも、きちんと結果にもコミットしたいと思っています。また、手術後も継続して患者さんの経過を診てあげたいという思いがあります。この思いは勤務医時代から抱いていました。「総合的に診ること」「丁寧に説明をすること」「専門家としての判断を示すこと」「改善後も継続して診ること」をモットーにしています。「あの人に診てもらったから良くなった」と言ってもらえたら、やりがいを感じますよね。人工関節手術などの治療はビフォーアフターがはっきりするので、患者さんの満足度が伝わってきやすいこともやりがいにつながっています。

患者一人ひとりにオーダーメイドの治療をしたい

クリニックの二大柱の一つ、骨粗しょう症の治療について教えてください。

高齢社会が進む中で骨粗しょう症はますます増えると言われており、これを予防し健康寿命を長くしていくことが求められています。骨粗しょう症は痛みを感じないため、患者さんご自身も見過ごされているケースがよくあります。しかし、骨粗しょう症の影響で大腿骨や背骨を骨折すると、日常生活レベルが下がってしまいます。当院では、骨密度測定装置による測定と、血液・血圧・コレステロールなども検査し、骨形成促進薬をフレキシブルに使い分けることで、一人ひとりの患者さんに合ったオーダーメイドの治療をご提供するようにしています。また、女性は閉経前後が、骨密度が下がる一つのタイミングですので、予防のためにもぜひ骨密度の検査を受けていただきたいと思います。

「手術しない治療」についてお聞かせくださいますか?

当院のもう一つの柱が変形性膝関節症です。患者さんのニーズに合わせて、なるべく手術を避けて治療を進められるように心がけています。変形性膝関節症は急性期の痛みをしっかり止めるなど、初期の診断と治療が経過の鍵を握ります。当院では医学的に良いものをご提案しつつも、患者さんが「納得する治療」をご一緒に考えていきますので、どうぞ安心して何でもご相談いただきたいと思います。

専門性と総合性を兼ね備えたクリニックなのですね。

さまざまな領域を経験してきましたし、現在も、週に1度ほど連携病院で手術を行っています。手術が必要なときにすぐに連携できる病院があることはご来院される患者さんにとっても大きなメリットだと思います。また、整形外科にいらっしゃる高齢の方の多くは、他の疾患も抱えていらっしゃいます。私自身が対応できる疾患も多いのですが、循環器系などの専門家としっかりとつながる必要がある疾患もあります。近年需要が高くなっているプライマリケアをするにあたっては、総合的かつ専門的な診察が求められています。

高齢者から子どもまで地域の幅広いニーズに対応

どんな患者さんが来院されますか?

高齢の方からお子さままで幅広くご来院されます。勤務医時代からの患者さんもクリニックにいらしてくださいます。また、当院では、スポーツ整形とリハビリテーションも行っていますので、近隣のアメフト部の方やバレリーナの方までさまざまな方が来院されます。私自身も、小学校から高校までサッカー部でした。部活動の終わる夕方になると学生さんがたくさん来院されます。また今後は、小児の風邪や健康診断、インフルエンザにも対応できるようにしていく予定ですので、子育て中の方も気軽にご相談にいらしてください。

クリニックはとてもよい立地にありますね。

クリニックのある場所はオアシスタウンキセラ川西の2階、ここは川西市の再開発事業の中心部でもありますので、今後、ますます利便性が高くなる予定です。川西市の他に、姫路や高槻からも通院しておられる患者さんもいます。2020年春からは川西駅や池田駅、川西能勢口駅や池田駅などからシャトルバスが出て、当院の診察券を持っていれば乗車でき、さらにアクセスが良くなる予定となっています。

今後の展望についてお聞かせくださいますか。また、休日はどんな過ごし方をされていますか?

まずはしっかりと地域に根差したクリニックをめざしていきます。働いているスタッフに対しても、「ここで働けてよかった」と思える環境づくりをしていきたいです。一緒に働いて楽しかったと思ってもらえるのは光栄ですね。休日は子どもと過ごします。先日は、子どもたちと淡路島にキャンプに行きました。プライベートではいつか自由に延々と旅行してみたいと思っています。まずは来年のゴールデンウィークあたりに子どもと一緒に旅行したいですね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

「地域のかかりつけ医がほしい」とお考えの方に、ぜひご利用いただきたいと思います。当院は、あらゆる気がかりな症状を総合的に診察いたしますし、手術が必要な場合や、より専門性の高い治療が必要な場合には迅速に連携病院をご紹介します。小さなお子さんからご高齢の方まで、日頃の気がかりな症状を気軽に相談できて、診療のクオリティーの高さに安心して通っていただけるクリニックをめざしています。どうぞ遠慮なく、何でもご相談ください。

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