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2022.08.31

関節リウマチ

関節リウマチについて

SYMPTOMS

関節リウマチとは

関節リウマチは、体に入ってくる異物(細菌やウィルスなど)を攻撃するしくみ「免疫」に異常をきたし、自分の体を攻撃してしまう「自己免疫疾患」のひとつです。
日本では約70万人の関節リウマチ患者さんがいると推定されており女性に多い病気です。30代~50代の働き盛りに発症することが多く、20代で発症する場合もあります。
原因やメカニズムはいまだに不明です。
もともと関節リウマチになりやすい体質をもっていたり、たまたまなりやすい環境にいたりする人に、何かきっかけとなり、免疫に異常が起こるのではないかと現在では考えられています。

症状

全身のさまざまな関節に炎症を起こし、腫れや痛み、キャップが開けれない、朝のこわばり、などを生じます。また全身がだるい、微熱が続くなど関節以外にも炎症の症状があらわれます。
関節リウマチを治療せずに放置すると、軟骨や骨が破壊され、関節が変形するため日常生活に支障をきたします。
早期に関節リウマチを発見し、適切な治療を行うことが大切です。

治療方法について

主に薬物療法とリハビリ療法になります。
関節リウマチの治療の考え方は、関節の腫れや痛みなどの症状を取り除き、関節破壊の進行を止め、日常生活の動作を改善することを目標に行っていきます。
関節破壊は発症後早期に進行することが分かっています。症状が当てはまる方はできるだけ早い受診をお勧めします。

治療のお薬

関節リウマチの治療には「免疫のはたらきを抑えるお薬」と「腫れや痛みを抑えるお薬」の2種類があります

<免疫のはたらきを抑えるお薬>

抗リウマチ薬:異常な免疫のはたらきを抑え、関節の腫れは痛みを改善させるお薬です。

生物学的製剤:特定のサイトカインのはたらきを抑え、関節の腫れや痛み、関節破壊を抑えるお薬です。注射や点滴を行います。

2022.08.31

足関節捻挫

足関節捻挫について

SYMPTOMS

足関節捻挫とは

捻挫(ねんざ)とは不自然な形にひねることで関節の靱帯や腱、軟骨などが傷つくことをいいます。よく腫れたりするのは関節部分の血管が傷ついて内出血を起こしているからです。
捻挫も損傷の度合いによって3つに分かれます。

1度 捻挫 靱帯が伸びる程度の損傷
2度 捻挫 靱帯の一部が切れるもの
3度 捻挫 靱帯が完全に切れるもの

足関節(足首)の捻挫はほとんど内側に捻って足首の外側の靱帯を損傷します。

症状

外くるぶしの前や足に痛みがあり腫れます。

レントゲン画像で骨折が無い事を確認します。

治療方法について

受傷直後はRICE処理を行います。

R : rest 安静
I : icing 冷却
C : compression 圧迫
E : elevation 挙上

安静に足を高くして圧迫しながら冷やします。
当院では通常バンド固定を行いますが症状の強い場合ギプスシーネ固定を行います。固定期間は約1週間~2週間行います。

2022.08.31

頸椎椎間板症

頸椎椎間板症について

SYMPTOMS

頸椎椎間板症とは

頸椎とは首の骨の総称で、椎間板とは骨と骨の間にある軟骨で衝撃を吸収するクッションの役目をしています。
頸椎は頭蓋骨を支えており、椎間板に軸圧がかかります。
椎間板はゼリー状の髄核で構成されているのですが、年を重ねると水分が減少し薄くなり椎間板の役目ができなくなります。
こうした状態を頸椎椎間板症といいます。

症状

頸椎椎間板症は首を曲げたり反ったりした時に強く痛みがでたりする事が多く。首の疼痛以外にも肩甲骨の周辺に肩こりの違和感を感じることもあります。
診断は頸椎のレントゲン検査やMRI検査や徒手検査で行います。
徒手検査とは患部と思われる箇所や患部に直結する箇所を動かしたり抑えたり伸ばしたりする検査です。その時の痛みの症状や動き具合で診断するのですが画像診断と併用する事で大変効果的な診断が可能になります。

治療方法について

痛みを抑えるために消炎鎮痛剤を使用します。神経の腫れにはビタミンB12が有効で神経性疼痛抑制薬を使用します。筋肉の腫れが強い時は筋弛緩剤を併用します。
内服薬と同時に頸椎牽引や電気治療、理学療法によるリハビリ加療を行います。
当院では頚椎の並び方を正常な状態に戻していくリハビリを行っていきます。
それでも疼痛が続く場合はブロック療法を行うこともあります。
ブロック療法とは神経や神経の周辺に局所麻酔薬を注射して痛みを取り除く方法です。
痛みを取り除くことで血流がよくなり、筋肉のこわばりもなくなります。
一回で痛みが完治するものではなく患者様の症状によって複数回実施する場合があります。

2022.08.31

頸椎椎間板ヘルニア

頸椎椎間板ヘルニアについて

SYMPTOMS

頸椎椎間板ヘルニアとは

頸椎とは首の骨の総称で、椎間板とは骨と骨の間にある軟骨で衝撃を吸収するクッションの役目をしています。
椎間板は中心の「髄核」と髄核を取り囲む「線維輪」で構成されています。ドーナツに例えると真ん中の空洞の所が髄核で周りは線維輪というイメージです。
その椎間板の髄膜が硬膜側(背中方向)に飛び出している状態を椎間板ヘルニアと言います。
レントゲン検査や徒手検査を行い、ヘルニアを疑う場合はMRI検査を受けていただきます。

症状

後ろに突出した椎間板が頸椎内部のトンネルを走行している脊髄神経や神経の枝である神経根を圧迫してしまいます。
圧迫されることで手や前腕、上腕、肩甲骨周囲に痺れを伴う痛みが出現します。
首や手に力が入りにくいといった症状がでることもあります。

治療方法について

痛みを抑えるために消炎鎮痛剤を使用します。神経の腫れにはビタミンB12が有効で神経性疼痛抑制薬を使用します。筋肉の腫れが強い時は筋弛緩剤を併用します。
内服薬と同時に頸椎牽引や電気治療、理学療法によるリハビリ加療を行います。
疼痛が続く場合はブロック療法を行うこともあります。
ブロック療法とは神経や神経の周辺に局所麻酔薬を注射して痛みを取り除く方法です。
痛みを取り除くことで血流がよくなり、筋肉のこわばりもなくなります。
一回で痛みが完治するものではなく患者様の症状によって複数回実施する場合があります。
上記の保存療法を行なっても、上肢や下肢の筋力低下が著しい方や歩行障害を伴う場合は手術の提案もさせていただきます。
当院は脊椎専門医も在職しておりますので、より専門的な診療が可能です。保存療法で効果がない方や、手術を悩まれておられる方がいらっしゃいましたら気軽にお声かけください。

2022.08.31

頸椎後縦靱帯骨化症

頸椎後縦靱帯骨化症について

SYMPTOMS

頸椎後縦靱帯骨化症とは

頸椎とは首の骨(椎骨)の総称です。
靱帯とは骨と骨を繋ぐ紐を結束したようなもので、背骨の骨を繋いでいる後ろの靱帯を後縦靱帯と呼びます。
後縦靱帯の後ろには脊椎神経が走っており、首の後縦靱帯が肥厚し、骨のように硬く(骨化)なって脊髄神経を圧迫する病気を頸椎後縦靱帯骨化症といいます。
日本では厚生労働省によって特定疾患として難病指定されています。

症状

首や肩、手や指の痺れから始まり、手や腕の力が入らなくなります。手が動かしにくいといった症状も出てきます。
場合によっては足の痺れや歩行障害が出現し、つまずきやすくなったり階段の登り降りが困難になったりします。
靱帯の骨化の原因は不明ですが遺伝子の関与も有力視されています。

治療方法について

レントゲン撮影で頸椎後縦靱帯骨化症が見つかった場合、脊椎圧迫症状の有無の確認のためMRI検査を行う場合もあります。
軽傷の場合は保存療法で炎症や痛みを抑える薬やリハビリ療法を行います。
重症の場合は手術の提案もさせていただきます。
手術により症状の進行を抑え改善する例も多いですが、手術後も骨化の進展が見られる方もおられますので定期的な診察での症状確認が必要になります。
当院では脊椎専門医が在職しておりますので保存療法か手術療法か的確な診療が可能です。
専門医希望の方はお声かけください。

2022.08.31

橈骨近位端骨折

橈骨近位端骨折について

SYMPTOMS

橈骨近位端骨折とは

肘関節から手首にかけて橈骨と尺骨という2本の骨で構成されています。
橈骨の肘に近い部分での骨折を橈骨近位端骨折といいます。
スポーツや転倒、交通事故など外傷で起きます。

症状

肘の痛み
肘の腫れ
肘や前腕の筋力低下

治療方法について

レントゲン画像で確認します。
程度によりますが、骨の位置を戻しギプスやギプスシーネ固定で3~4週間行います。
骨折が激しい場合は手術のできる専門病院に紹介させていただきます。
固定が外れると肘関節の動きを改善するリハビリを行なっていきます。

2022.08.31

野球肘

野球肘について

SYMPTOMS

野球肘とは

成長期に投球動作によって起こる肘の障害を総称して「野球肘」と呼びます。
野球肘には筋や腱付着部の損傷が主要な「内側型」と、軟骨損傷が主要な「外側型」に分けられます。
内側型は靱帯が引き伸ばされることで損傷が起きています。
外側型は「離断性軟骨炎」と呼び、繰り返す微小な損傷によって、上腕骨小頭(肘関節を構成している上腕骨の外側)の軟骨損傷が起きています。
軟骨損傷が進行した場合は変形性肘関節症となり、動きが悪く、痛みが出やすい肘になってしまうことがあります。

症状

内側型では明らかな肘内側の圧痛、投球時の痛み、可動域が制限され小指の痺れがでる場合もあります。
外側型では肘外側の痛みやロッキング症状がでる場合もあります。
ロッキング症状とは、急に屈伸ともにある角度で肘が動かず固まった状態になる事をいいます。
レントゲン検査で確認します。

治療方法について

痛み止めの内服薬
安静によって肘関節の負担を軽くします。
投球動作も禁止。症状にもよりますが、1~2ヶ月程度の運動制限が必要です。
初期に対して保存治療を行なった結果、安静を守れれば85.7%程度で治癒がみられるというデータがありますが、逆に守れなければ22.7%と治癒率が下がってしまいます。
当院では元日本ハムファイターズの斉藤佑樹さんやプロの野球選手が多く取り入れられているPRP療法(自己多血小板血漿注入療法)も行なっています。
PRP療法の詳細は当院ホームページの膝関節再生医療コーナーにある「PFC-FD™️療法」をご覧ください。

2022.08.31

テニス肘(上腕骨外側上課炎)

テニス肘(上腕骨外側上課炎)について

SYMPTOMS

テニス肘(上腕骨外側上課炎)とは

手をよく使う仕事の方や上肢の反復作業が多い主婦の方に見られます。
中年期(30~50歳)、喫煙者に起こりやすい傾向があります。
一昔前はテニスをする方によく起こっていましたが現在は関係なくなってきました。

症状

肘の外側から前腕にかけて痛みが出現し、「物を持ち上げる動作」「ドアノブを回す」など肘を使う動作の時に痛みが生じます。何もしていない時は症状ありません。
肘の付け根にある前腕筋の腱に炎症が起こり痛みを誘発します。

治療方法について

保存療法として安静、消炎鎮痛剤の内服、湿布剤で経過観察をします。
痛みが継続する場合はステロイドと局所麻酔薬の局所投与を行います。
当院ではテニス肘に対してPRP療法(自己多血小板血漿注入療法)も行なっています。
今までの治療が有効でなかった方や存分にスポーツを楽しみたい方は一度ご相談ください。
PRP療法の詳細は当院ホームページの膝関節再生医療コーナーにある「PFC-FD™️療法」をご覧ください。

2022.08.31

変形性膝関節症

変形性膝関節症について

SYMPTOMS

変形性膝関節症とは

加齢に伴い、膝の内側の軟骨やクッションの役割をする半月板がすり減ることで膝の骨(大腿骨と脛骨)が変形する疾患です。
男性より女性に多く日本人の約3人に1人は罹患すると言われています。

症状

膝の軟骨がすり減った時にでる削りカスに滑膜(関節の内側を覆う膜)が反応して炎症が起こることで痛みが生じます。
初期は歩き始めや立ち上がる時に痛みが生じますが、症状が進むと階段の昇り降りや正座ができなくなっていきます。
末期には膝が真っ直ぐ伸ばす事ができず歩行も困難になっていきます。

検査

患者様への問診。レントゲン画像や状況によってはMRI画像で診断します。
MRIは近隣の連携病院に紹介できますのでスムーズに検査を受けていただけます。

治療方法について

内服薬と塗布剤。理学療法士による大腿四頭筋訓練や可動域訓練。物療による消炎鎮痛を行います。
変形性膝関節症の進行度合いによって、装具治療のインソールの作成や膝の関節注射を行います。
関節注射にはヒアルロン酸やヒアルロン酸に痛みや炎症を抑えるためにステロイドと局所麻酔を混入したものを使用します。
ヒアルロン酸は関節の内部を満たしている関節液の主成分です。注射する事で関節液の粘り気や弾力性は一時的に回復します。但し効果は長く続きません。
当院では関節内注射が効かない方や膝の手術をしたくない方に「再生医療」という治療の選択もしていただけます。(再生医療の詳細は当院ホームページの膝関節再生医療コーナーをご覧ください。)
手術による人工関節置換術が必要と判断した場合はエキスパートが揃っています連携施設に紹介させていただきます。
手術後のリハビリも当院でしっかりサポートさせていただきます。

2022.08.31

半月板損傷

半月板損傷について

SYMPTOMS

半月板損傷とは

半月板とは、膝の関節の中にあるC型をした軟骨様の板で膝のクッションの役割を果たしています。
膝は曲げたり、伸ばしたり、捻ったり様々な動きを行います。半月版がその動きを補助しているのですが、反面大きな負担もかかっています。
加齢や激しいスポーツや事故などにより半月板が傷つき、ヒビや断裂した状態を半月版損傷といいます。

症状

半月板損傷になると、膝の曲げ伸ばしがしにくくなります。膝を完全に伸ばすことが難しくなったり、逆に曲げ切ることができなかったり動かそうとした時に激しい痛みが生じることがあります。
重症の場合は断裂した半月板の一部が関節の隙間に入り込み激しい痛みと関節をうごかせなくなるロッキングという症状が現れることもあります。
また、関節の中で炎症を起こして水が溜まったり、出血して血が固まることもあります。

治療方法について

レントゲン画像とMRI画像で診断をします。

●保存療法

痛み止めの内服や、リハビリで運動療法を行い、膝に水が溜まる場合は水を抜いて潤滑性と抗炎症作用が期待できるヒアルロン酸注射を行います。

●手術療法

半月板には栄養を送り込むための血管が半月板全体の10%~25%しかありません。
その為に損傷した半月板は修復せず痛みが酷い方は手術になります。
手術の種類には縫合術と切除術があります。名前のとおり痛んだ箇所を縫うか切除する内容です。ただし手術をしたとしても痛みが残ったり、変形性膝関節症に以降してく事が分かっています。

●再生医療

当院では傷ついた半月板を修復し回復が期待できる再生医療(ASC療法:脂肪由来幹細胞治療 PRP療法:多血小板血漿治療)を行うことができます。
入院不要、注射のみの切らない治療で現在最新の治療になります。
詳しくはふどう整形外科クリニックホームページの「膝関節再生医療」をご覧ください。
当院はスポーツ整形外科専門医(平松医師)も在籍しています。手術についてのご相談も可能ですのでご利用ください。

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